日馬富士が引退届を提出、受理される


 日本相撲協会は29日、平幕貴ノ岩への暴行問題を起こした横綱日馬富士が引退届を提出し、同協会が受理したことを発表した。

春日野広報部長は「横綱日馬富士が引退届を提出し、協会はこれを受理しました」などと語った。

 日馬富士はこの日午後2時5分から、福岡県太宰府市内で師匠の伊勢ケ浜親方と会見を開き、まず同親方が涙を拭いた後、「本日、日馬富士、引退届を提出しました」と報告した。

 同親方は「子供の頃から日馬富士を見てきて、乱暴するとか聞いたことがなかった。今回の問題はただただ不思議でした。本当に申し訳ありませんと言うしかありません」とも話した。 

 日馬富士は「この度、貴ノ岩関にけがを負わせたことに対し、横綱としての責任を感じ、本日をもって引退をさせていただきます。国民の皆さま、相撲ファンの皆さま、相撲協会、伊勢ケ浜の後援会の皆さま、親方、おかみさんに大変迷惑をかけたことを、心から深くおわび申し上げます」などと話し、約25秒間、深々と頭を下げ続けた。

 本名はダワーニャム・ビャンバドルジ。モンゴルのゴビアルタイ出身。01年初場所に安馬(あま)のしこ名で初土俵を踏んだ。同年春場所で序ノ口優勝を果たすなどし、着実に番付を上げていった。04年春場所で新十両。同年九州場所で新入幕を果たした。

 力士としては比較的細身でスピード感のある取り口で人気力士となった。軽量ながら闘志あふれる相撲が持ち味だった。

 08年の九州場所後に大関昇進を決め日馬富士にしこ名を改めた。11年の名古屋場所、秋場所の連続優勝により続く九州場所で新横綱として土俵に立った。節目を迎えることが多かった九州の地で、日馬富士は引退を迎えることになった。

 優勝9度、史上6位の幕内712勝の実績を残した。今月の九州場所は暴行が発覚した3日目から休場していた。

日本相撲協会は29日、平幕貴ノ岩への暴行問題を起こした横綱日馬富士が引退届を提出 - Yahoo!ニュース(デイリースポーツ)
0