「日本は借金まみれ」という人の根本的な誤解「政府の借金」と「家計の借金」は同じではない


日本は国民1人当たりの借金が数百万円に達するなどと頻繁に伝えられている。

■「日本の借金」は「家計の借金」とは違う

しかし、メディアでいわれる「日本の借金」とは、個々の家計が抱える借金とはかなり異なるのが実情である。

俗にいう「日本の借金」は、実は政府の負債であり、家計や企業から政府が借金しているという貸借関係を頭に入れる必要がある。
そうすると、「日本の財政状況は、家計が大規模な借金を抱えている状況」というイメージと実情がまったく異なることが理解できる。

■政府は借金の一方、日本人は国債という資産を保有

つまり、政府は借金しているが、一方で日本人が「国債という資産」を保有していることになる。
要するに、政府部門は1000兆円の負債を、家計や企業などの国民から一時的に借りているだけである。

日本が「借金まみれ」というのは誤解で、むしろ実際には世界一の資産保有国である。

日本の経済メディアでは、「金融緩和・財政政策拡大をやりすぎると問題・弊害が起こる」という論者のコメントが多く聞かれる。実際のところ2008年のリーマンショック直後から、米国の中央銀行であるFRBは、国債な…
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