北朝鮮の核戦力、ほぼ終着点まで完成「最終目標は米国と実質的な力の均衡を達成すること」


 【ソウル時事】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日、平壌から15日に東に向けて発射した弾道ミサイルに関し、中距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練が実施され、金正恩朝鮮労働党委員長が現地指導したと伝えた。

 金委員長は訓練の「成功」を高く評価し、「『火星12』の戦力化が実現した」と述べるとともに、核戦力の完成について「今はその終着点にほぼ達した」と主張した。「核弾頭の実戦配備」にも言及し、軍事的選択肢を示唆するトランプ米政権を強くけん制した。

 同通信によれば、訓練は「われわれへの軍事力使用を叫んでいる米国の好戦性」を抑え込み、迅速かつ強力な軍事的対応で対抗するため、攻撃と反撃作戦遂行能力をさらに強化し、核弾頭の取り扱い手続きを点検する目的で行われたとしている。

 ミサイルは予定された軌道に沿って飛行し、北海道上空を通過、太平洋上に設定された目標水域に「正確に着弾した」という。ミサイルの最高高度は約800キロに達し、飛行距離は約3700キロと推定されている。

 金委員長は「大国主義者たちに対し、彼らの無限の制裁や封鎖の下でも、わが国が国家核戦力完成の目標をどのように達成するかをしっかりと見せるべきだ」と強調し、終着点にほぼ達したとの認識を示した。その上で「全国家的なすべての力を尽くして終えなければならない」と訴えた。

 さらに「各種核弾頭の実戦配備に合わせ、その取り扱い手続きを厳格に確立しなければならない」と指摘。「われわれの最終目標は、米国と実質的な力の均衡を達成し、米国の執権者(トランプ大統領)の口からわが国に対する軍事的選択などという無駄口が出ないようにすることだ」と述べ、「米国が耐えられないような核反撃を加えることができる軍事的攻撃能力を引き続き強化しなければならない」と強調した。 

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