「飲食店で威張る奴」は本物のバカ! ビートたけしの大正論


 後輩をビール瓶で殴るというのは行き過ぎにしても、酒席では乱暴な態度を取る人は珍しくない。同席者に対してだけではなく、店員や店主への態度が横柄な人となると、どの組織にも一人はいるのではないだろうか。

 サービス業に対して偉そうに振舞う――こういう「バカ」について、ビートたけしは新著『バカ論』で手厳しく批判している(以下、引用は『バカ論』より)

「おいらには昔から癖のようなものがあって、それは、どんな店に飯を食いに行っても偉そうにできないこと。

 おいらが行くと、店の人もいろいろサービスしてくれて、『本日のおすすめです』とか言って、何たらかんたらのソテーなんて高級そうなやつを持ってきてくれる。それはありがたいし、たいていはうまいんだけど、中には『うん? ちょっと違うな』と思うこともある。だからといって、『こんなもの食えるか!』なんて態度は絶対に取らない。文句は一切言わない。

 あれっと思っても、『ああ、おいしいね』ってそれだけ。ワインもバカ高いやつを出されて、『値段の割には大したことない』なんて思っても、それは腹にしまって、いつも黙って飲んでいる。

 つまり、客商売をやっているところに行って、ケチつけたりするのが大嫌いなの。それはメシ屋でもソープでもどこでも同じ。他人様が商売しているところに行って、『金払っているのはこっちだろ』なんて、偉そうに文句つけたりするのは最低だね。

後輩をビール瓶で殴るというのは行き過ぎにしても、酒席では乱暴な態度を取る人は珍しくない。…
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