「おしゃべりクソ野郎」から10年、有吉弘行が予見していた“あだ名芸”の行く末


■冠番組を望んでいなかった8年前

09年に発行された『本人』(太田出版)のvol.11に、有吉のインタビューが収録されている。

芸人仲間をあだ名で叩くっていう、そのスタイルとかやり口が汚いと自分では思ってるので、蔑まれてるだろうなっていうのがあって。どこかしら負い目がある」

「いまの感じで仕事していって収入がちょっと安定しちゃうと、その位置から人を叩いてたらどっかで破綻するなと思う」
「そうするとただの高圧的な人になっちゃうことがあるので、これはそんなに続かないと思いますね。だからといって新しいものを見つけるっていっても、無理やりキャラ作ってもなって……」

「おしゃべりクソ野郎」から10年がたち、このタイミングでいろいろ振り返ってみると、彼はこの状況をナチュラルに予見していたようにも思える。かつてのような“毒舌”を彼に望みたいのはヤマヤマだが、人間は変わる。もはや、あの頃の有吉ではないのかもしれない。

この10月、『有吉反省会』(日本テレビ系)のレギュラー放送がスタートして4年半がたった。同番組のHPには、以下のような文言が記されている。「大御所芸能人、文化人...…
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