大人用ベッドから赤ちゃんの転落事故相次ぐ…6年で9人死亡、564件も発生


消費者庁の発表資料によると、全国の23の医療機関から寄せられた1歳以下の乳幼児の大人用ベッドからの転落事故は、2017年6月末までの6年間で564件にのぼっている。そのうち頭がい骨が骨折したり、ベッドと壁や物との間にはさまれて窒息したりして死亡する事故が9件確認されている。主な事故の例は次の通りだ。

(1)ふだんはベビーベッドで寝かさせているが、大人用ベッド(高さ60センチ)で寝かしつけ、目を離した間に転落。頭がい骨骨折で6日間入院(0歳)。

(2)大人用ベッドで寝かせた。泣き声が聞こえたので見に行くと、硬い木製の本棚の中に頭が半分入った状態で転落していた。頭がい骨骨折で5日間入院。転落時に本棚に頭をぶつけた模様。(0歳)。

(3)親と一緒に大人用ベッド(高さ45センチ)で寝ていた際に、囲いにしていた抱き枕によりかかり、そのまま転落。頭がい骨骨折で6日間入院。床はフローリングだったが、床に置いてあった鉄アレイに頭をぶつけた。(1歳)。

(4)親が大人用ベッドに寝かしつけて寝室を離れ、しばらくして寝室に入ったところ、壁とベッドのすき間に挟まるように転落していた。呼吸が止まり死亡。(0歳)。

消費者庁では、特に寝返りが打てるようになった1歳未満の赤ちゃんの場合、頭が重いことに加えて何かに挟まっても自力で抜け出すことができず、重大な事故につながるケースが目立つと指摘する。「『まだ動けないはず』と思って大人用のベッドに寝かせず、2歳になるまではベビーベッドに寝かせること。大人用ベッドを使う時は目を離さないように気をつけてほしい」と警告している。

   寝返りができるようになった赤ちゃんが、大人用ベッドで寝ている間に転落してけがをしたり、死亡したりする事故が相次いでいるため、消費者庁は2017年11月8日、2歳になるまではベビーベッドで寝かせるよう呼びかけた。
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