キャバクラ嬢への暴行は「特殊な世界の特殊な出来事」ではない


20代のサヤカさん(仮名)は、元キャバクラ嬢だ。2016年10月から勤務していた渋谷区内のキャバクラ店を辞めると申し出たことで、店長から言葉の暴力を受けた。店が決めた「辞めるなら1か月前に言う」というルールに従ったにもかかわらず「前月の給料は払わない。払っても東京都の最低賃金以下だ」と、突然言われたそうだ。

せめて今まで働いた分の給料と私物は返して欲しいと言うと、
・お前みたいな女と話す暇はない。来たら不法侵入で訴える
・女に生まれてよかったな。男だったらとことん追い込んでた
・お前みたいにくさった女は、他のキャストに悪影響
などと罵倒や脅しともとれる内容が届いた。

この世には「暴力を振るっていい女」と「悪い女」が存在するのではなく、どんな仕事をするどんな女性であっても、他者から暴力を受けるいわれはない。(略)布施さんは、このことは、キャバクラに限らず、すべての仕事につながる話だと断言する。

「たとえば介護や保育、看護の現場でも女性は必要以上の奉仕を求められたり、性的な危険やパワハラに遭ったりすることがありますよね。この社会には女性に対する性差別が根強く存在していて、キャバクラはそれが凝縮されている場所なのかもしれません」キャバクラで起きていることは「特殊な世界の特殊な出来事」ではない。

暴力やハラスメントの最前線に立つ彼女たちの思いは?
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