日本シリーズのチケットは完売したのに、なぜ空席が目立つのか


 10月28日にチケット販売開始となった今回の日本シリーズ。同日10時に一般販売がスタートしたものの、昼過ぎには大手チケットサイトで売り切れ。約2時間で“プレミアムチケット”となっていた。

 「お金を注ぎ込めばチケットは買える。でも、その値段はあまりにも高い。いくら生観戦したいと思っても簡単に用意できるような額じゃない。自分たちのような熱いファンの気持ちを逆手にとって売り物にしようとするなんて絶対に許せないです。本当に何とかしてもらえないでしょうか」

 前出の熱狂的なベイスターズファンは怒りをあらわにしていた。その怒りの矛先は「チケット転売」についてだ。

 第3、4戦が行われた横浜スタジアムのスタンドの光景を目にして「おかしいな」と感じた人は1人や2人ではないはず。いや、第1、2戦が行われていたホークスの本拠地、ヤフオクドームのスタンドでも、それは同じだった。日本シリーズは全試合のチケットが完売だったにもかかわらず、どの試合でも明らかにいくつかの空席が散見されていたからだ。

●30倍近い値段で売られていた

 球界関係者の1人は次のように嘆く。

 「最初から転売する目的でチケットを大量購入したものの転売サイトなどで買い手がつかず、売れ残った席が試合当日に空席となる。当たり前の話だが、転売目的でチケットを購入する人はそもそもそのイベントに行く気などない。ましてや、そういう連中は会場に行けば万が一、何らかの形で“足”がついてしまうのではないかということも警戒するだろう。だからチケットは『札止め』でも会場の見た目は『満員』にならないというアンバランスな現象が起きてしまう」

 前出の熱狂的なベイスターズファンが「簡単に用意できるような額じゃない」と怒りを露にしたように転売されるチケットの額は法外だ。例えば某転売サイトでは11月2日未明現在、11月3日にヤフオクドームで組まれている日本シリーズ第6戦の「フィールドシートA3塁」というタイプのチケットが、2枚20万円で販売されていた。

日本シリーズが盛り上がっている。パ・リーグ優勝チームの福岡ソフトバンクホークスと - Yahoo!ニュース(ITmedia ビジネスオンライン)
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