広島江草が引退「思うようなボール」いかず今季限り


 広島江草仁貴投手(37)が20日、今季限りでの現役引退を申し入れ、了承された。

 マツダスタジアムで取材に応じ「自分の思うようなボール、アウトの取り方が出来なくなった。フォークが操れなくなり、若い子とブルペンで投げていても、恥ずかしくなるようになった」と語った。8月にはユニホームを脱ぐことを決めていたが、「連覇を目指すチームに水をさしたくない」との意向からこの日の発表となった。

 江草は02年に自由枠で阪神に入団。05年には中継ぎ投手としてチームを支え、51試合に登板。桟原、橋本とともに「SHE」の一角を担い、リーグ優勝に貢献した。

 11年シーズン途中の5月に、黒瀬との交換トレードで西武に移籍。12試合に登板した。12年3月に嶋との交換トレードで、地元広島に移籍。在籍6年で52試合に登板した。展開によってテンポを変えて投げる技巧派としてチームを支えた。今季の1軍登板はなかったが、人望も厚く、若手に慕われていた。畝投手コーチは「困った時にイニングを重ねてくれた。どういう状況でも文句をひとつ言わず、いろんな球団を渡り歩いた経験を持ってテンポよく投げて助けてくれた」と惜しんだ。

 またプライベートでは12年3月に、当時バレーボール全日本のメンバーだった竹下佳江と結婚していた。

 トミー・ジョン手術を受けるなどしながらも、全力で駆け抜けてきた現役生活に別れを告げる。

0